【面接当日を迎えるあなたへ】当日の流れと、やっておくべきこと5選

【面接当日を迎えるあなたへ】当日の流れと、やっておくべきこと5選

面接は、書類選考や適正テストと並ぶオーソドックスな選考のひとつです。

近年は、オンライン会議ツールが普及したことにより、Web面接を導入する企業も増えています。

一方で、採用選考の準備にあたり、

面接対策で何をすればいいかわからない

どんなに頑張っても面接を通過できない

という方も少なくないでしょう。

本記事では、面接当日の流れや面接前にやるべきことを紹介します。

最後まで読んでいただき、万全の体勢で面接へ臨みましょう!

スーツを着た4人
目次
面接を受けている

面接は、履歴書では把握できない応募者の人柄や実際のスキルを直接確認するために実施される選考のひとつです。

企業は面接を通じて、応募者が求める人材像に合致するか企業文化にマッチするかを見極めます。

また、面接では応募者の入社意欲や企業理解度入社後のビジョンも評価されます。

さらに、細かい就業条件や遅刻・欠勤の可能性なども確認できるため、面接は単なる質問の場ではなく、双方の理解を深める重要な機会です。

面接での振る舞いや態度も評価対象となるため、緊張感を持ちながらも、礼儀正しさと明るさを保つことが求められます。

面接待機中の人たち

ここからは、対面で実施する面接における当日の流れを5つのステップに分けて紹介します。

STEP

受付

まず、面接会場に着いたら受付を済ませてください。

受付に到着する際には、遅刻を避け、約束の時間の10分前には現地に到着するよう心がけましょう。

受付では、明るく礼儀正しい挨拶が重要です。

一例として、内線電話で取り次いでもらったり、受付担当の方に要件を伝えたりする場合は、

本日○時からの面接に参りました○○と申します。
○○様へお取り次ぎをお願いいたします。

といった表現を使用してください。

受付での適切な対応が、面接の良いスタートとなり、リラックスして面接に臨む助けにもなります。

STEP

控室で待機

企業によっては、面接を始める前に控え室で待機することがあります。

面接の控室で待機する際には、すでに面接が始まっていると考え、マナーに気を配ることが大切です。

控室に案内された際に、他の候補者がいる場合は、静かに着席し、迷惑をかけないようにしましょう。

また、携帯電話をいじったり、キョロキョロしたりするのは控え、落ち着いた態度で過ごすことが重要です。

待ち時間が長くても資料を確認するなど、静かに待機することで、周囲に良い印象を与えるだけでなく、自身も冷静に面接に臨む準備が整えられます。

STEP

入室

面接会場へ入室する際には、まず名前を呼ばれたらドアを3回程度ノックし、返事があれば「失礼します。」と一言添えて入室しましょう。

扉を閉める際には、後ろ手ではなくドアの方を振り返り、静かに閉めてください。

入室後は明るいトーンで

本日はお時間をいただき、ありがとうございます。
○○と申します。よろしくお願いいたします。

というように挨拶しましょう。

面接官から「どうぞ。」と指示されたら席に着き、カバンは椅子の横に置きます。

また、入室時や自己紹介、面接終了時には適切な角度でお辞儀しましょう。

STEP

面接

入室が完了したら、面接が始まります。

面接中は、面接官の質問には簡潔に、結論から答えることを心がけ、適切な敬語を使いながらはっきりとした声で話しましょう。

また、表情にも気をつけなければなりません。

面接官としっかり目線を合わせ、自信を持って対応してください。

背筋を伸ばした良い姿勢を保ち、手のひらを軽く握って膝の上に置くことも心がけましょう。

さらに、面接官の話に対して適度に相槌を打ち、コミュニケーションが円滑に進むよう努めることも重要です。

STEP

退室

面接が終了したら、面接会場から退室します。

面接を終えて退室する際は、

本日は時間をいただき、ありがとうございました。

感謝の気持ちを述べ、自ら進んで挨拶しましょう。

退室前には「失礼いたします。」と一言添え、椅子に座ったままお辞儀してから立ち上がってください。

そして、ドアまで歩いた後、ドア前で再度お辞儀しながら挨拶しましょう。

ドアを静かに開け、退室後もゆっくり閉めながら最後のお辞儀忘れないでください。

また、コートやスマートフォンの使用は建物を出てから行うのがマナーです。

​お​

面接官が見送ってくれる場合には、エレベーターや出入り口で再度挨拶し、最後まで丁寧な対応を心がけましょう。

web面接で話している人

対面での面接とWeb面接は、当日の流れが若干異なります。

ここからは、Web面接における当日の流れを3つのステップに分けて紹介します。

STEP

入室(ログイン)

Web面接で入室(ログイン)する際は、事前に企業から送られてくるWeb面接用のURLやツールの使用方法に慣れておきましょう。

操作に不安がある場合は、事前にツールをテストしてください。

入室するタイミングは、面接開始の5分前が一般的ですが、企業の指示がある場合はそれに従ってください。

入室後は面接官がまだいなくても、面接が始まっていると考え、カメラに映る姿勢や表情に注意を払いましょう。

面接官が画面に表示されたら、対面での面接と同様に挨拶しましょう。

STEP

面接

無事にログインが完了したら、面接を開始します。

Web面接では、画面との距離や目線に気をつけ、カメラを見て話すことで視線を合わせるようにしましょう。

表情が画面越しでは伝わりにくいため、意識して口角を上げ、にこやかな表情を保つことが重要です。

また、声が聞こえにくい場合があるため、普段よりも大きな声で、ゆっくりはっきりと話すよう心掛けてください。

手ぶりや相づちなども大きめにし、積極性や熱意を伝えるようにしましょう。

さらに、Web面接ではタイムラグが発生することがあるため、面接官の言葉を遮らないように注意してください。

話し終えた後には「以上です。」と付け加えて、会話がスムーズに進むようにしましょう。

音声トラブルが起きた場合は、面接官にチャットやメール、電話などで状況を伝え、早期解決を目指してください。

STEP

退室(ログアウト)

Web面接で退室(ログアウト)する際は、面接官の指示を待ちましょう。

面接官が先に接続を終了する場合もあれば、応募者が先に退室するよう促される場合もあります。

退室の指示を受けた際には、「本日はありがとうございました。」などの一言を添えてから、丁寧にログアウトしてください。

勝手に退室せず、必ず指示に従い、面接の終了後もしっかりとしたマナーを守りましょう。

メモを取る就活生

ここからは、対面の面接前にやるべきことを5つ紹介します。

面接会場へのアクセスを把握する

対面の面接を受ける場合は、面接会場までの行き方を把握しておきましょう。

土地勘がない場所やオフィス街に試験会場があると、到着するまでに時間を要する可能性があります。

また、面接会場へ辿り着かないことで、精神的・身体的負荷がかかり、面接でのパフォーマンスが下がることもあるでしょう。

|対面での面接を受ける場合は、Googleマップなどの地図アプリを利用しながらスムーズに面接会場へ向かいましょう。

時間に余裕を持つ

面接が始まるまでには、さまざまトラブルが想定されます。

時間に余裕を持つことで、トラブルに落ち着いて対応できるようになるでしょう。

また、余った時間でストレッチしたり、面接対策を見直したりすると、緊張がほぐれるため、面接のパフォーマンスが高まります。

なお、試験会場への到着が早すぎると、面接の準備が整っていない場合があります。

早く着いたら、近くのカフェやレストランで時間を潰しましょう。

忘れ物がないか確認する

面接会場へ向かう前に忘れ物がないかチェックしましょう。

面接に必要な持ち物の一例として、筆記用具があります。

面接中に筆記試験やアンケートがあるかもしれないため、筆記用具やスケジュール帳も用意しましょう。

また、スマホや携帯電話は、遅刻の際の連絡手段として必要です。

なお、面接中は、スマホや携帯電話の通知音をオフにしておきましょう。

他にも、現金や交通系ICカード、ハンカチ・ティッシュも準備しておくと良いでしょう。

必要に応じて企業指定の持ち物も確認し、忘れずに持参してください。

身だしなみを整える

コミュニケーションにおいて、言葉よりも非言語情報が印象に大きく影響するとされる「メラビアンの法則」や、第一印象がその後の評価に影響を与えるとされる「ハロー効果」などの有名な心理効果により、第一印象の重要性は証明されています。

面接でも身だしなみが採用担当者が受ける第一印象を左右するため、選考結果に影響をおよぼす可能性があります。

そのため、面接を受ける前に身だしなみを整えなければなりません。

面接時の身だしなみは、ビジネスパーソン同士のフォーマルな場として、清潔感やTPO(時、場所、場合)に合ったものが求められます。

とくに、面接では、面接官に対して初めて会う人として失礼のない印象を与えることが重要です。

清潔感がないと、大きなマイナス評価となり、だらしなく見える要因となります。

また、ビジネスの場にふさわしい服装や全体のバランスが取れているかもチェックされます。

採用担当者の名前を覚えておく

面接前に採用担当者の名前を覚えておくことは、第一印象やコミュニケーションの質を向上させるために重要です。

採用担当者の名前を正確に覚えておくことで、面接時の挨拶や会話がスムーズになり、相手に対して誠実な印象を与えられます。

また、名前を覚えていることで、最後の挨拶やお礼の言葉を自然に伝えられ、好印象を残せます。

web面接を受ける女性

ここからは、Web面接の前にやるべきことを5つ紹介します。

ツールの正常性を確認する

Web面接を始める前に、ツールが正常に作動し、使用するデバイスでビデオ通話がスムーズにできるかを事前に確認しましょう。

職パレtips
また、Web面接前には、使用するオンライン会議ツールの設定も確認しましょう。
 
マイクやカメラが連動していることやアカウント名が本名になっていることなどをチェックしましょう。
 
背景は、デジタル背景よりも実際の背景の方がおすすめです。
Web面接の実施場所を見られたくない場合は、ぼかし機能などを利用してください。

Web面接の実施場所を確保する

Web面接を受ける際は、静かでプライバシーが保たれる場所を選びましょう。

周囲の音や雑音がない静かな部屋や個室が理想です。

カフェや公共の場所では、情報セキュリティやプライバシーが守られないため、避けてください。

また、Web面接は、白い壁や無地のカーテンの前で、背景に個性や装飾が映り込まない場所で受けましょう。

家具が映る程度であれば問題ありませんが、ポスターなどの映り込みは避けてください。

同居人やペットなども映らないように配慮しなければなりません。

扉を閉めてカメラに映らない位置に留めたり、事前に面接があることを伝えておいたりすると良いでしょう。

|自宅環境が整えられない場合は、個室のレンタルオフィスや一人用のワークスペースを利用するのもおすすめです。

通信環境を確認する

Web面接を受けるためには、安定した通信環境が必要です。

パソコンで受ける場合は、有線接続がおすすめです。

有線接続が難しい場合は、Wi-Fi接続やスマートフォンの携帯回線(4G・5G)などを利用してみてください。

通信方法が定まったら、回線速度を確認しましょう。

一例として、Zoomでは推奨速度について、1対1のビデオ通話には高品質ビデオで600 kbps、720p HDビデオで1.2 Mbps、1080p HDビデオで3.8 Mbps(ダウンロード)/3.0 Mbps(アップロード)を推奨しています。

グループ通話の場合は、さらに高い速度が必要です。

回線速度をチェックする際は、Fast.comなどを利用してみてください。

カメラ映りを確認する

Web面接では、映り方によって採用担当者が受ける印象が伝わります。

そのため、Web面接でのカメラ映りには、注意しなければなりません。

カメラ映りをよくするためには、カメラの距離と位置に気を付けましょう。

顔をカメラに近づけ過ぎると不自然に映り、スマートフォンを持っているとカメラが揺れやすくなります。

安定した場所にカメラを設置し、目線が自然に見える高さに調整するのが理想です。
※スマートフォンを使用する場合は、横画面で使用しましょう。

また、明るい部屋で面接を受けると、表情がはっきりと映ります。

逆光になると表情がわかりづらくなるため、カメラの前に明るい光源を配置するのもおすすめです。

使用するデバイスの通知を切る

Web面接中に通知音やポップアップが画面に表示されると、面接の流れが中断されます。

また、通知がカメラを自動で停止させることもあり、面接の途中で接続が途切れるリスクもあります。

これにより、応募者の集中力や意欲が低下し、採用担当者へ不安や不誠実さが伝わってしまうでしょう。

Web面接を受ける際は、事前に通知設定をオフにしておきましょう。

なお、面接中に通知がなった場合は、採用担当者へ向けて謝罪してから電源を切ったりマナーモードやおやすみモードに切り替えたりしましょう。

注意のマーク

入念に面接対策を講じても、当日になってトラブルに巻き込まれることがあります。

面接当日におけるトラブルの概要や解決方法を事前に把握することで、面接への影響を最小限に抑えられるでしょう。

ここからは、面接当日に想定される代表的なトラブルを3つ紹介します。

トラブルが発生した時の対処法なども紹介しています。

気になる方は、ご覧ください。

遅刻

面接に遅刻しそうな場合は、冷静に対処することを心がけましょう。

遅刻は、ビジネスマナーとして避けなければなりません。

しかし、電車の遅延などやむを得ない事情が発生した場合は、すぐに企業へ連絡を入れましょう。

|連絡する際は、到着予定時刻を正確に伝え、余裕を持った時間を報告しましょう。

また、基本的に電話で連絡してください。

仮に、移動中で電話が難しい場合は、まずメールで連絡し、後ほど電話で改めて謝罪と到着予定時刻を伝えるようにしましょう。

体調不良

面接当日に体調不良になった場合、無理をして面接に参加するのは避けましょう。

体調が悪い状態で面接を受けると、自分のパフォーマンスが低下し、魅力を十分に伝えられません。

また、他人に風邪やウイルスをうつすリスクもあります。

面接当日に体調不良になった場合は、速やかに企業へ電話をし、体調不良であることを正直に伝えましょう。

そして、面接の日程変更をお願いしてください。

|体調不良での欠席が合否に大きく影響することは少ないため、冷静な対応を心がけましょう。

通信トラブル

Web面接で通信トラブルが発生した場合も、冷静に対処することが重要です。

通信トラブル自体はマイナス評価にはつながりません。

しかし、その際の対応が評価に影響を与える可能性があります。

トラブルが発生したら、採用担当者に状況を正確に伝え、指示を仰ぎましょう。

|トラブル後には謝罪メールを送り、誠意を示すことも重要です。

ぐーの手をした男性
オッケーの手をした女性

今回は、面接当日の流れや面接前にやるべきことを紹介しました。

面接では、どんなに素晴らしい受け答えができても、態度やその他の言動が原因で選考を通過できない可能性があります。

面接で役立つ基本的なマナーを身につけることは、採用担当者へ誠実さや信頼性をアピールすることにつながります。

面接における正しい知識を身につけ、理想的なキャリアプランを実現させましょう。

当日の流れが不安な方は、模擬面接をこなし、面接における懸念点を払拭する必要があります。

就職エージェントや大学のキャリアセンターなどでも模擬面接は開催されているため、積極的に利用しましょう。

 職パレロゴ

男性と女性

今回は、面接当日の流れや面接前にやるべきことを紹介しました。

面接では、どんなに素晴らしい受け答えができても、態度やその他の言動が原因で選考を通過できない可能性があります。

面接で役立つ基本的なマナーを身につけることは、採用担当者へ誠実さや信頼性をアピールすることにつながります。

面接における正しい知識を身につけ、理想的なキャリアプランを実現させましょう。

当日の流れが不安な方は、模擬面接をこなし、面接における懸念点を払拭する必要があります。

就職エージェントや大学のキャリアセンターなどでも模擬面接は開催されているため、積極的に利用しましょう。

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