

生命保険会社に興味があるけれど、営業以外にはどんな仕事があるかわからない。



生保営業はきついと聞くけれど、本当に大変なの?
というような疑問を持っている就活生も多いのではないでしょうか。
生命保険会社には、個人・法人のお客様に保険を提案する営業職だけでなく、契約を管理する保険事務、保険料や商品の仕組みを設計するアクチュアリー、商品企画、代理店を支援する代理店営業など、さまざまな職種があります。
また、同じ「営業」でも、個人のお客様を担当するリテール営業と企業を担当する法人営業では、仕事内容や求められる能力が大きく異なります。
そこで、本記事では生命保険会社の仕事内容ややりがい、向いている人の特徴などを紹介します。
この記事を参考に、生命保険会社についての理解を深め、自分に合った仕事を探せるようになりましょう。


生命保険会社とは?


生命保険会社とは、死亡・病気・けが・介護・老後など、人生におけるさまざまなリスクに備える「生命保険」という保険商品を提供している企業です。
契約者から保険料を受け取り、契約で定められた条件に該当した場合に、死亡保険金や入院給付金、年金などを支払います。
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損害保険会社は自動車事故や火災、自然災害などによって生じるモノや財産の損害に備える補償を提供する会社であるのに対し、生命保険会社は人の生存・死亡や病気・介護などに備える保障を提供する会社です。
生命保険会社が取り扱っている生命保険には、以下のような種類があります。
主な生命保険
- 終身保険一定の保険期間中に死亡・高度障害などを保障する保険商品一生涯にわたって死亡・高度障害などを保障する保険商品
- 定期保険:一定の保険期間中に死亡・高度障害などを保障する保険商品
- 養老保険:一定期間の死亡保障を備えながら、満期時に満期保険金を受け取れる保険商品
- 医療保険:病気やけがによる入院・手術などに備える保険商品
- がん保険:がんの診断や治療、入院などにかかる経済的負担に備える保険商品
- 介護保険:所定の要介護状態などになった場合に、介護にかかる経済的負担に備える保険商品
- 個人年金保険:老後の生活資金を準備するため、契約時に定めた年齢から年金を受け取る保険商品
生命保険会社は、お客様と長期的な関係を築きながら、ライフプランに合わせて保障を提供する企業です。
一例として、独身のときは医療保障、結婚後は死亡保障、子どもが生まれた後は家族の生活保障、子どもの独立後は老後や介護への備えというように、ライフステージによって必要な保障は変化します。
そのため、生命保険会社では保険を販売するだけでなく、お客様の人生設計に合わせて保障を考える「ライフプランニング」も重要な仕事になります。
生命保険会社は、企業規模や扱っている保険商品が大きく異なります。
代表的な生命保険会社には以下のような企業があります。
代表的な生命保険会社
生命保険会社と損害保険会社の違いについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。


生命保険会社の仕事内容【12個】


生命保険会社の業務と聞くと、保険商品を販売する「営業職」をイメージする方もいるのではないでしょうか。
たしかに保険商品を販売することも生命保険会社の業務のひとつではありますが、それだけではありません。
そこで、ここからは生命保険会社の仕事内容を職種別に12個紹介します。
個人営業(リテール営業)
個人営業(リテール営業)は、個人のお客様に対して、ライフプランに合わせた生命保険や医療保険などを提案する職種です。
お客様の家族構成や収入、将来の希望などを踏まえて、必要な保障を考え、長期的な関係を築いています。
具体的には、お客様へのヒアリング、保険商品の提案、契約手続き、契約後のアフターフォロー、保障内容の見直しなどを担当します。
個人営業(リテール営業)のやりがい
- お客様の人生設計に長期的に寄り添える
- お客様や家族の将来の安心を支えられる
- お客様から直接感謝の言葉をもらえる
- ひとりひとりに合わせた提案ができる
- 金融・保険に関する専門知識が身につく
個人営業(リテール営業)に向いている人の特徴
- 人と話すことが好き
- 人の話を丁寧に聞ける
- 相手の立場に立って考えられる
- 提案力がある
- 目標に向かって努力できる
法人営業
法人営業は、企業や団体に対して、経営者や従業員のリスクに備える生命保険などを提案する職種です。
企業が抱える事業上のリスクや福利厚生などの課題を把握し、保険を通じて経営や従業員を支えています。
具体的には、企業の経営者や人事・総務担当者へのヒアリング、法人向け保険商品の提案、福利厚生制度の提案、契約手続き、契約後のフォローなどをこなします。
法人営業のやりがい
- 企業の経営を支えられる
- 多くの従業員やその家族を支えられる
- 経営者など責任ある立場の人と仕事できる
- 企業ごとに異なる課題に合わせて提案できる
- スケールの大きな仕事に携われる
- 金融・財務などの専門知識を身につけられる
法人営業に向いている人の特徴
- 論理的に物事を考えられる
- 経営者や企業担当者と信頼関係を築ける
- 相手の課題を聞き出すのが得意
- 課題解決力がある
- 金融や企業経営に興味がある
代理店営業
代理店営業は、生命保険会社の商品を取り扱う保険代理店を支援し、販売活動をサポートする職種です。
代理店が適切に保険商品を提案できるように商品知識や販売ノウハウを提供し、代理店との長期的な関係を築いています。
具体的には、新商品の説明や販売方法の研修、営業担当者への教育、販売実績の分析、営業施策の提案、代理店からの問い合わせ対応などを担当します。
代理店営業のやりがい
- 多くのお客様の生活を支えられる
- 代理店の成長をサポートできる
- 代理店と長期的な信頼関係を築ける
- 自分の支援が成果につながる
- コンサルティング力を身につけられる
代理店営業に向いている人の特徴
- 人をサポートすることが好き
- コミュニケーション能力が高い
- 相手の課題を把握できる
- 課題解決力がある
- 人に教えることが好き
保険事務
保険事務は、生命保険の契約に関する手続きや情報管理などを正確に進め、保険会社の業務を支える職種です。
営業担当者やお客様が円滑に保険契約を進められるように契約情報を適切に管理し、正確な事務処理を実現させています。
具体的には、新規契約の事務処理、住所や名義などの契約内容変更、保険料の入金確認、契約更新、書類の確認、保険金・給付金の支払いに関する査定などを担当します。
保険事務のやりがい
- 生命保険会社の業務を裏側から支えられる
- お客様の人生に関わる仕事ができる
- 正確な仕事が会社やお客様の安心につながる
- 専門的な保険知識を身につけられる
- 営業担当者を支援できる
保険事務に向いている人の特徴
- 正確に仕事を進められる
- 几帳面
- 責任感が強い
- コツコツ作業することが得意
- 人を支えることにやりがいを感じる
アクチュアリー
アクチュアリーは、確率や統計などの数学的知識を活用して、保険料や保険商品の収益性などを分析・設計する専門職です。
将来発生する保険金や給付金の支払いを予測し、会社が安定して事業を継続できるようリスクを数値化しています。
具体的には、死亡率や入院率などのデータ分析、保険料の設計、責任準備金の計算、商品開発における収益性の検証、経営計画に必要な数理分析などを担当します。
アクチュアリーのやりがい
- 数学や統計の知識を仕事に活かせる
- 生命保険商品の設計に携われる
- 会社の経営を数字の面から支えられる
- 専門性の高いキャリアを築ける
- 資格取得を通じて成長を実感できる
アクチュアリーに向いている人の特徴
- 数学や数字が好き
- 論理的に考えることが得意
- データ分析が好き
- コツコツ勉強を続けられる
- 専門性を高めたい
商品企画
商品企画は、顧客ニーズや社会環境の変化を踏まえて、新しい生命保険商品やサービスを企画する職種です。
少子高齢化や働き方の変化、医療環境の変化などを捉え、お客様に必要とされる保障を商品という形にしています。
具体的には、市場調査や顧客ニーズの分析、新商品の企画、既存商品の改定、商品コンセプトの策定、社内関係部署との調整、販売開始に向けた準備などを担当します。
商品企画のやりがい
- 自分のアイデアを保険商品として形にできる
- 多くのお客様の生活を支えられる
- 社会の変化を商品に反映できる
- 幅広い部署と連携して仕事ができる
- 市場や顧客のニーズを深く理解できる
商品企画に向いている人の特徴
- 新しいアイデアを考えることが好き
- 顧客のニーズを考えることが得意
- 社会の変化に敏感
- 論理的に考えられる
- 企画力・課題解決力がある
資産運用
資産運用は、契約者から預かった保険料などの資金を運用し、生命保険会社の健全な経営を支える職種です。
将来の保険金や給付金の支払いに必要な資金を確保しながら、安定的な収益を生み出しています。
具体的には、国内外の株式や債券、不動産などへの投資判断、運用ポートフォリオの管理、市場動向や経済情勢の分析、リスク管理、投資先の調査などを担当しています。
資産運用のやりがい
- 生命保険会社の安定経営を支えられる
- 大きな金額を動かす仕事に携われる
- 金融市場の動きを仕事に活かせる
- 専門性の高い金融知識が身につく
- 長期的な視点で投資判断ができる
資産運用に向いている人の特徴
- 数字やデータを分析することが好き
- 金融や経済に興味がある
- 論理的に物事を考えられる
- 冷静に判断できる
- リスクを適切に管理できる
マーケティング
マーケティングは、市場や顧客のニーズを分析し、生命保険商品の認知度向上や販売促進につなげる施策を企画する職種です。
どのようなお客様がどのような保障を必要としているのかを把握し、商品やサービスを適切な顧客に届けています。
具体的には、市場調査や顧客データの分析、広告・キャンペーンの企画、WebサイトやSNSなどを活用した情報発信、販売チャネルごとの施策立案などを担当します。
マーケティングのやりがい
- 多くのお客様に商品やサービスを届けられる
- 顧客のニーズを商品・サービスにつなげられる
- データを活用して施策の成果を検証できる
- 自分のアイデアを形にできる
- 生命保険への興味・関心を高められる
マーケティングに向いている人の特徴
- 人の行動や心理に興味がある
- データ分析が好き
- 数字をもとに判断できる
- 新しいことに興味を持てる
- アイデアを考えることが好き
システム・IT
システム・ITは、生命保険会社の業務を支える情報システムの開発・運用や、デジタル化を推進する職種です。
契約情報や顧客情報などを安全かつ効率的に管理するとともに、デジタル技術を活用して業務や顧客サービスを改善しています。
具体的には、保険契約管理システムの開発・保守、社内システムの運用、情報セキュリティ対策、データ活用、Webサービスの開発、DX推進などを担当します。
システム・ITのやりがい
- 生命保険会社の業務をITで支えられる
- 多くのお客様の生活を間接的に支えられる
- 大規模なシステム開発に携われる
- DXやデジタル化を推進できる
- 自分が関わったシステムが多くの人に利用される
システム・ITに向いている人の特徴
- ITやデジタル技術に興味がある
- 論理的に考えることが得意
- 問題解決が好き
- 新しい知識を学び続けられる
- 細かい部分まで確認できる
人事
人事は、採用や人材育成、労務管理などを通じて、生命保険会社で働く社員を支える職種です。
必要な人材を確保し、社員が能力を発揮できる環境を整えることで、会社の持続的な成長を支える役割を担っています。
具体的には、新卒・中途採用、研修や人材育成、配属・異動、評価制度の運用、給与・労務管理、福利厚生制度の整備などを担当します。
生命保険会社では専門性の高い人材も多く必要となるため、職種ごとの人材要件を理解し、適切な採用や育成を実施することが求められます。
人事のやりがい
- 会社を支える人材を採用できる
- 社員の成長を支援できる
- 社員が働きやすい環境をつくれる
- 会社の組織づくりに関われる
- ひとりひとりのキャリアを支援できる
人事に向いている人の特徴
- 人と関わることが好き
- 人の話を丁寧に聞ける
- 相手の立場に立って考えられる
- コミュニケーション能力が高い
- 調整力がある
総務
総務は、社内のさまざまな業務環境を整備し、社員が円滑に働けるよう会社全体を支える職種です。
社内の設備や規程などを管理し、各部署が本来の業務に集中できる環境を整えています。
具体的には、オフィスや備品の管理、社内規程の整備、社内行事の運営、株主総会などの関連業務、文書管理、社内外からの問い合わせ対応などを担当します。
業務範囲が幅広く、さまざまな部署と関わるため、状況に応じて優先順位を判断し、柔軟に対応する能力が欠かせません。
総務のやりがい
- 会社全体を裏側から支えられる
- 幅広い業務を経験できる
- 社員が働きやすい環境をつくれる
- 会社の重要なイベントに関われる
- さまざまな部署と関わりながら仕事ができる
総務に向いている人の特徴
- 人をサポートすることが好き
- 周囲の変化によく気づける
- 幅広い業務へ柔軟に対応できる
- コミュニケーション能力がある
- 調整力がある
経理
経理は、生命保険会社のお金の流れを正確に記録・管理し、財務状況を明らかにする職種です。
保険料の収入や保険金・給付金の支払い、資産運用などに関する会計処理を通じて、会社の健全な経営を支えています。
具体的には、日々の会計処理、決算業務、財務諸表の作成、予算管理、税務関連業務、経営陣への財務情報の提供などを担当します。
生命保険会社は扱う資金が大きく、会計や保険に関する専門知識も必要となるため、数字を正確に扱う力と高い責任感が欠かせません。
経理のやりがい
- 会社のお金の流れを支えられる
- 会社の経営判断に貢献できる
- 数字を通じて会社全体を理解できる
- 専門的な会計・金融知識を身につけられる
- 大規模な資金を扱う仕事に携われる
経理に向いている人の特徴
- 数字を扱うことが好き
- 正確に仕事を進められる
- 論理的に考えられる
- 責任感が強い
- コツコツ取り組むことが得意
生命保険会社の実態


生命保険会社は誰でもやりがいをもって働けるというわけではありません。
生命保険会社の現状を把握したうえで自分に合った業界であるかを見極めるポイントを5つ紹介します。
営業職のノルマ・評価制度
| 生命保険会社への就職を考えている方は、営業職のノルマや評価制度を必ず確認しておきましょう。
「生命保険の営業はノルマが厳しい」というイメージがありますが、実際の目標設定や評価方法は会社や職種によって大きく異なります。
求人情報だけで判断せず、会社説明会やOB・OG訪問などで「どのような目標が設定されるのか」や「未達の場合にどのような評価になるのか」を具体的に聞いてみましょう。
固定給と成果報酬の割合
| 保険会社の給与体系を調べるときは、固定給と成果報酬の割合を確認しておきましょう。
生命保険会社の営業職には、基本給を中心とした給与体系だけでなく、営業実績に応じて賞与やインセンティブなどが変動する仕組みを採用している会社もあります。
とくに、個人営業では契約実績が評価や報酬に反映されるケースもあるため、安定性と成果による収入アップのどちらを重視するのかを考えなければなりません。
就活では「基本給はいくらか」だけを見るのではなく、賞与の算定方法やインセンティブの有無、平均的な年収の推移なども確認して、自分に合った給与体系か判断しましょう。
研修・教育制度
| 生命保険会社を選ぶときは、入社後の研修や教育制度についても詳しく確認しましょう。
生命保険は商品内容だけでなく、社会保障や税金、金融、ライフプランニングなど幅広い知識が必要です。
そのため、入社後に専門知識を学ぶ機会が設けられている企業は多数存在しています。
求人票に「充実した研修制度」と書かれているだけで判断せず、研修期間や内容、資格取得支援、配属後のOJT、先輩社員によるサポート体制まで確認しておきましょう。
働き方・ワークライフバランス
| 生命保険会社の就活では、仕事内容だけでなく実際の働き方やワークライフバランスも確認しましょう。
生命保険会社では、営業職と事務・企画系職種で働き方が異なるほか、フレックスタイム制度やテレワークなどを導入している企業もあります。
平均残業時間や有給休暇取得率だけでなく、実際の社員がどのような働き方をしているのか、説明会や社員訪問を通じて具体的に確認しておきましょう。
離職率・社員の定着状況
| 生命保険会社の企業選びでは、離職率や社員の定着状況も確認しておきましょう。
離職率だけで会社の良し悪しを判断することはできませんが、入社後の働き方やキャリアを考えるうえで参考になる情報です。
とくに、営業職は仕事内容や評価制度によって働き方が大きく変わるため、全社平均だけでなく、職種別の離職状況や平均勤続年数なども確認できるとより実態を把握しやすくなります。
企業の採用ページや有価証券報告書などで公開情報を調べたうえで、可能であれば現役社員や若手社員に「入社後にギャップを感じた点」や「長く働いている理由」を聞いてみましょう。


ーまとめー
生命保険会社の仕事内容を理解して自分に合う職種を選ぼう!


今回は、生命保険会社の仕事内容ややりがい、向いている人の特徴などについて解説しました。
生命保険会社には、個人営業や法人営業、保険事務など、さまざまな職種があります。
また、同じ企業だとしてもノルマや給与制度は職種によって異なります。
「生命保険会社に入りたい」というところで止まらず、「どの職種で、どのような形でお客様や社会に貢献したいのか」まで考えてみてください。
生命保険業界に限らず、「自分にどんな仕事が合っているのかわからない」という方は、以下のようなサービスを通じて就活の専門家へ相談してみてください!
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まとめ
生命保険会社の仕事内容を理解して自分に合う職種を選ぼう!


今回は、生命保険会社の仕事内容ややりがい、向いている人の特徴などについて解説しました。
生命保険会社には、個人営業や法人営業、保険事務など、さまざまな職種があります。
また、同じ企業だとしてもノルマや給与制度は職種によって異なります。
「生命保険会社に入りたい」というところで止まらず、「どの職種で、どのような形でお客様や社会に貢献したいのか」まで考えてみてください。
生命保険業界に限らず、「自分にどんな仕事が合っているのかわからない」という方は、以下のようなサービスを通じて就活の専門家へ相談してみてください!
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