中途採用の履歴書に差がつく!採用担当者に響く志望動機の書き方とは?

「採用担当者に響く志望動機の書き方とは?」と書かれた画像:中途採用の履歴書で差をつける志望動機の重要性を解説するイメージ。
採用担当者に響く志望動機とは?中途採用の履歴書で採用率を高めるテクニックを解説!

中途採用の履歴書では、就活生の基本情報や自己PRなど、さまざまな項目が設けられます。

その中でも志望動機は、応募者の適性を判断する重要な指標とされています。

しかし、具体的に採用担当者が志望動機のどこに着目しているかわからないという方も少なくないでしょう。

そこで、本記事では採用担当者に響く志望動機の書き方について解説します。

この記事を参考に、志望動機の書き方を把握し、転職活動を有利に進めましょう。

スーツを着た4人
目次
青い背景に白と青の人型アイコンが並び、虫眼鏡で青いアイコンを拡大しているイメージ:中途採用における志望動機の重要性と、適性を見極めるプロセスを象徴。

志望動機は、履歴書の中でも重要な項目のひとつとされています。

実際に、パーソルキャリア株式会社の調査では、採用担当者の23.3%が履歴書において志望動機を重視していると回答しました。

では、なぜ履歴書において志望動機が重要視されているのでしょうか。

ここからは、中途採用の履歴書において志望動機が重要とされる理由を4つ紹介します。

入社への熱意を見極める

志望動機は、応募者の入社への熱意を見極めるために用いられます。

中途採用では、スキルや経験が重視されます。

その一方で、本当にその企業で働きたいという意思も必要です。

そのため、企業側は志望動機から応募者の真剣度や価値観の一致度を読み取ろうとします。

企業とのマッチ度を確認する

志望動機は、企業とのマッチ度を確認するために活用されます。

中途採用では、応募者が即戦力として期待できるかを重視しています。

しかし、それだけでは選考を通過できません。

企業は、応募者のポテンシャルだけでなく、価値観や仕事への姿勢が自社と合っているかも重視しています。

そのため、志望動機からその企業特有の特徴や理念への共感しているかを見極めています。

求職者がどのくらい自己理解しているかがわかる

志望動機は、求職者がどのくらい自己理解しているかを把握するために使われます。

企業は、応募者が自身の強みや志向を明確に言語化できているかを確認したいと考えています。

志望動機に曖昧な表現ばかり使っていると、自分のキャリアについて真剣に考えていないのではないかと受け取られるでしょう。

一方で、過去の経験と志望先での役割をつなげて説明できる人は_志望動機の説得力が増します。

他の候補者と差別化する

志望動機は、他の候補者と差別化するために活用されます。

中途採用では、似たようなスキルや経験を持つ応募者が集まります。

その中で、採用担当者の印象に残るためには、なぜこの企業なのかを具体的に語ることが必要です。

志望動機にオリジナリティや企業理解が表れていると、採用担当者の印象に残りやすくなります。

テーブルの上に置かれた履歴書(RESUME)とオレンジ色のフォルダー:志望動機の基本構成を解説するセクションを象徴するイメージ。

志望動機を考えるうえで、基本構成を理解することは重要です。

基本構成にもとづき志望動機を考えることで、論理的かつ印象的に採用担当者へ伝えられるようになります。

ここからは、志望動機の構成を以下の3つの要素に分類して解説します。

企業への共感・興味

| 志望動機では、企業への共感や興味を明確に示しましょう。

採用担当者は、中途採用においてなぜ他社ではなくこの会社なのかを重視しています。

企業が大切にしている価値観や取り組みに共鳴していることをアピールすると、採用担当者へ好印象を与えます。

以下のように、単なる憧れやイメージではなく、情報収集に基づいた理解を示しましょう。

企業への共感・興味の具体例

  • 貴社が医療分野で展開しているサービスは、社会的な意義が非常に高く、単なる利益追求にとどまらない企業姿勢に強く共感しました。
  • 成長市場において積極的に新規事業を展開し、既成概念にとらわれない柔軟な挑戦を続ける姿勢に深く惹かれました。
  • サービス提供において常にユーザー目線を大切にしている点が印象的で、自分の価値観とも重なる部分が多く共感しています。
  • 貴社の〇〇技術は業界内でもトップクラスであり、その技術を支える開発体制や知見の深さに強い興味を持ちました。
  • 「挑戦と誠実さを大切にする」という経営理念に共感し、自身がこれまで大切にしてきた姿勢と一致していると感じました。

自分の経験・スキルとの接点

| 志望動機では、自分の経験やスキルと企業の求める人物像との接点を明確に伝えましょう。

中途採用では即戦力が重視されるため、自分がどう貢献できるかをアピールしなければなりません。

以下のように、単にスキルを列挙するのではなく、どう活かせるかを具体的に語ることで説得力が増します。

男性

自分の経験・スキルとの接点の具体例①


前職では不動産業界で営業職として5年間従事し、年間売上目標を120%達成しました。

この経験を活かし、貴社の住宅販売事業においても顧客ニーズに合った提案ができると確信しております。

男性

自分の経験・スキルとの接点の具体例②


IT業界でのプロジェクトマネジメント経験があり、チームリーダーとして10名規模の案件を複数成功に導いてきました。

同様の体制を持つ貴社でも即戦力として貢献できると考えております。

男性

自分の経験・スキルとの接点の具体例③


商品企画チームでの経験から、部門をまたいだ調整やアイデアの具現化に強みを持っています。

複数部署と連携しながら商品開発している貴社のスタイルにも、すぐに順応できると感じました。

入社後の貢献・展望

| 志望動機では、入社後にどのように貢献したいかや将来の展望を明確に伝えましょう。

企業は、中途採用において、応募者が入社したらどのように活躍してくれるのかを評価しています。

自身の強みをどう活かして組織に貢献するかを具体的に言語化することで、企業の成長に貢献できることをアピールできます。

男性

入社後の貢献・展望の具体例①


入社後は、前職で培った提案型営業のスキルを活かし、貴社の主力商品をより多くの顧客に届けたいと考えています。

また、将来的には新人育成やチームリーダーとして組織全体の売上向上に貢献できる存在を目指します。

男性

入社後の貢献・展望の具体例②


開発経験を通じて培った技術力と課題解決力を活かし、貴社のプロジェクトの品質向上と納期短縮に貢献します。

そして、ゆくゆくはチーム全体の開発効率を高めるリーダーとして成長していきたいと考えています。

男性

入社後の貢献・展望の具体例③


中小企業での採用業務を一通り経験してきたため、即戦力として採用活動のスピードと質の向上に貢献できます。

ゆくゆくは制度設計や社員の定着支援まで携わり、組織づくりの中心として働くことを目指しています。

履歴書(RESUME)の上に置かれたペン:志望動機を考える際に意識すべきポイントを示すイメージ。

採用担当者に響く志望動機を考えるためには、いくつか意識すべきことがあります。

ここからは、志望動機を考えるときに意識すべきことを4つ紹介します。

指をさしている女性

自己理解を深める

| 志望動機を考えるときは、まず自己理解を深めましょう。

志望動機の内容が漠然としていると、説得力に欠けてしまいます。

自分の強みや価値観を明確にすることで、企業との相性を言語化しやすくなるでしょう。

また、これまでの経験や得意なことを整理することで、志望理由にも一貫性が生まれます。

具体的には以下のようなことを明確にしてください。

自分自身について志望動機を考えるときに明確にするべきこと

  • 長所や短所
  • 得意なことや苦手なこと
  • 仕事において大切にしている価値観
  • キャリアビジョン
  • 前職での課題や限界

転職活動に効率よく自己分析を進めたい方は、こちらの記事をご覧ください。

指をさしている女性

具体的なエピソードを考える

| 志望動機を考えるときは、具体的なエピソードを盛り込みましょう。

単なる意思表示だけでは、他の応募者との差別化が難しくなります。

エピソードをそえることで、経験や価値観にリアリティが生まれるでしょう。

なお、エピソードをそえるときは、以下のように志望する業界や職種にマッチしたものを選びましょう。

エピソードの具体例(金融業界)

  • 投資初心者向けセミナー運営に携わり、「不安を安心に変える情報提供」に魅力を感じた
  • 前職で中小企業の資金繰りを支援し、経営者から感謝の言葉をもらった
  • 数字と信頼の両方を扱う難しさの中で、誠実な姿勢を大切にしてきた
  • 経済ニュースを日常的に追っており、金融の社会的役割に関心を持っている

エピソードの具体例(エンジニア)

  • 学生時代に開発したアプリが学内で話題になり、ユーザーの反応に喜びを感じた
  • 前職で業務改善システムを提案・開発し、業務時間を30%削減した
  • バグの原因を地道に調査して突き止めた経験から、問題解決への強い意欲を持つようになった
  • 技術ブログを毎週書くことで、自らの知識を言語化・共有する習慣を持っている
指をさしている女性

業界・企業研究を実施する

| 志望動機を考えるときは、業界・企業研究も実施しましょう。

表面的な理解では、他の企業にも使い回せるような内容になります。

企業独自の強みや理念などを踏まえることで、説得力が増すでしょう。

また、業界・企業研究を通じて企業への共感を深めることで、採用担当者にも本気度が伝わります。

業界・企業研究では、以下のようなことを明確にしましょう。

業界・企業研究で明確にすべきこと

  • 事業内容や主力製品(サービス)
  • 最新トレンド
  • 企業理念
  • 将来性

業界研究のコツを知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

指をさしている女性

普段から言語化する習慣を身につける

| 志望動機を考えるときは、普段から自分の考えを言語化する習慣を身につけましょう。

言語化の習慣がないと、抽象的でぼんやりとした志望動機になりかねません。

自分の感情や思考を言葉にする力が身に付いていると、説得力のある表現が自然に浮かびます。

具体的には、以下のようなことを実践してみてください。

言語化の習慣を身につけるためにやるべきこと

  • 日々の気付きを書き出す
  • モヤモヤしたことに対して自問自答する
  • 他の人に物事を説明する
  • 書籍やインタビュー記事などで使われている表現をインプットする

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黄色の背景にノート、ペン、眼鏡、クリップが置かれ、ノートには「Resume Tips」として履歴書のポイントが記載されている:志望動機に関するNG行為を解説するセクションのイメージ。

志望動機の内容によっては、採用担当者に不信感や違和感を与えることがあります。

ここからは、志望動機で避けるべきNG行為を4つ紹介します。

テンプレートを多用する

志望動機を考えるときは、テンプレートの多用は避けましょう。

テンプレート的な表現には、以下のようなものがあります。

テンプレート的な志望動機の具体例

  • 貴社の理念に共感しました
  • 成長できる環境に惹かれました
  • 業界トップクラスの実績に魅力を感じました
  • 昔から興味がありました

テンプレどおりの表現では、自分の言葉で語っていない印象を与えてしまいます。

とくに、採用担当者は多くの応募書類を読んでおり、形式的な内容はすぐに見抜かれてしまうでしょう。

また、他の応募者と似たような内容になると、記憶にも残りにくくなります。

テンプレートを使用することは構いませんが、参考程度に捉えましょう。

内容が自分本位

志望動機を考えるときは、内容が自分本位にならないように注意しましょう。

以下のように自分の利益だけを強調すると、採用担当者へ悪い印象を与えてしまいます。

自分本位な志望動機の具体例

  • スキルアップのため
  • ワークライフバランスを重視したい
  • 有名企業で働きたい
  • キャリアチェンジしてみたい
  • 前職が合わなかった

企業側が知りたいことは、入社後にどのように貢献してくれるかということです。

相手の立場に立って考え、自分の経験や強みがどう役立つかを伝えましょう。

双方にとってメリットがある関係性をアピールすることで、説得力が増します。

ネガティブな表現を使う

志望動機を考えるときは、ネガティブな表現は避けましょう。

以下のような理由は、採用担当者の印象を悪くします。

志望動機におけるネガティブな表現の具体例

  • 前職では評価されなかった
  • 人間関係に問題があった
  • 業務が単調でやりがいがなかった
  • 給料や待遇に不満があった
  • 前職がブラック企業だった

転職理由がネガティブな場合も、志望動機を考えるうえでは前向きな視点を意識してください。

ポジティブな目的や将来の展望を中心に語ることで、信頼感のある人物としてアピールできます。

文章が長い

志望動機を考えるときは、文章が長くなりすぎないように注意しましょう。

話が冗長になると、伝えたいポイントがぼやけてしまいます。

とくに、採用担当者は限られた時間で多くの書類に目を通さなければならないため、読みづらさは大きなマイナスになります。

伝えるべき要素を絞り込み、相手にとってわかりやすい表現を心がけましょう。

木製のデスク上に置かれた履歴書、ペン、観葉植物、コーヒーカップ:履歴書作成時に注意すべきポイントを解説するセクションのイメージ。

履歴書を作成するときに注意すべきことは、志望動機だけではありません。

履歴書全般の質を高めることで、採用担当者に好印象を与えられます。

ここからは、履歴書を作成するときに気を付けることを6つ紹介します。

正確かつ最新の情報を記載する

| 履歴書を作成するときは、正確かつ最新の情報を記載しましょう。

企業は、履歴書の内容をもとに選考を進めます。

事実と異なる情報は、信頼を損なう原因になります。

とくに、職歴や保有資格に誤りがあると、経歴詐称とみなされかねません。

また、情報が古いままだと、キャリアの現状や意欲が正しく伝わらないこともあります。

常に最新の状態に更新し、誠実な印象をアピールしましょう。

誤字脱字をチェックする

| 履歴書を作成するときは、誤字脱字がないかを確認しましょう。

どれだけ内容が良くても、誤字脱字があると注意力や誠実さを疑われます。

また、誤字脱字が多いと、細かいところまで気が回らない人であるという印象を持たれてしまうこともあります。

履歴書はあなたの第一印象を決める重要な書類です。

作成し終わったとしても徹底的に内容を見直し、信頼性やビジネススキルの高さをアピールしましょう。

また、PCなどで作成する場合は、誤字脱字チェックツールなども利用すると、自分だけでは気付かなかった誤字脱字も発見できます。

見やすいレイアウトにする

| 履歴書を作成するときは、見やすいレイアウトを意識しましょう。

具体的には、以下のようなことを意識してください。

履歴書を見やすいレイアウトにするためにやるべきこと

  • 市販または公式フォーマットを使う
  • 文字サイズ・フォントを統一する
  • 適度に空白をつくる
  • 見出しや区切り線をきれいにそろえる

採用担当者は多数の履歴書に目を通すため、視認性が悪いと読む気をなくしてしまいます。

選考の通過率を高めるためにも内容だけでなく、見やすさも意識しましょう。

空欄をつくらない

| 履歴書を作成するときは、履歴書に空欄を残さないようにしましょう。

空白が多いと「やる気がない」、「丁寧さに欠ける」といった印象を与えてしまいます。

とくに、志望動機欄や資格欄に何も記入されていないと、評価の対象外になりかねません。

全体を丁寧に埋め、真剣に応募している姿勢をアピールしてください。

また、記入すべき項目がない場合も「特になし」や「該当なし」などと記載しましょう。

証明写真は清楚感があるものを使う

| 履歴書を作成するときは、証明写真に清楚感のあるものを使用しましょう。

履歴書の写真は、第一印象を左右する重要な要素です。

派手な服装や髪型では、ビジネスマナーに対する意識が低いと見なされる恐れがあります。

一方で、スーツやナチュラルな表情で撮影された証明写真を使用することで、真面目さや誠実さをアピールできます。

見た目の清潔感は書類全体の印象にも影響するため、細部まで気を配りましょう。

また、履歴書に使用する証明写真については、以下のようなことにも気を付けてください。

履歴書の証明写真で気を付けるべきこと

  • 3か月以内に撮影した写真を使う
  • 背景は白・グレー・ブルーなど無地を
  • 表情は口角を少し上げた自然な笑顔
  • 写真のサイズは縦4cm × 横3cm

最近では、証明写真を撮影できるアプリなどもあるため、緊急で証明写真が必要な場合は、利用してみてください。

履歴書に添付する証明写真についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

提出する前に他の人に見てもらう

| 履歴書を作成するときは、提出前に他の人に見てもらいましょう。

他の人に見てもらうことで、自分では気づかない誤字脱字や曖昧な表現を客観的に指摘してもらえます。

とくに、転職活動に慣れていない場合は、自分の意図が正しく伝わっているかを事前に確認することで、選考の通過率を高められます。

より完成度の高い履歴書を提出するためにも、信頼できる人に見てもらってください。

ぐーの手をした男性
オッケーの手をした女性

今回は、本記事では採用担当者に響く志望動機の書き方について解説しました。

志望動機を考えるためには、企業への理解を深める必要があります。

公式Webサイトや求人票などの表面的な情報だけでは、説得力が高くなりにくい傾向があります。

自己分析により自己理解を深めつつ、企業説明会や転職エージェントなどを活用しながら情報収集しましょう!

また、特定の業界に特化した情報源を探している方や新卒採用に役立つ情報を求めている方は、こちらのサービスもご検討ください。

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男性と女性

今今回は、本記事では採用担当者に響く志望動機の書き方について解説しました。

志望動機を考えるためには、企業への理解を深める必要があります。

公式Webサイトや求人票などの表面的な情報だけでは、説得力が高くなりにくい傾向があります。

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